来場者を興奮させ、盛況のうちに幕を閉じた「2023年グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」。この由緒ある週末イベントで、アストンマーティンは卓越した自動車で人々を魅了し続けてきた110年の歴史を祝いました。アストンマーティンValkyrie全3モデルが初めて一堂に揃うという歴史的な機会を含め、これまでに存在した中で最も精悍でパワフルなアストンマーティン車の数々が披露されました。
豪華なトップモデル達によるメインイベント
名車が競い合うグッドウッド・ヒルクライムは、このモータースポーツの祭典が始まって以来、毎年のハイライトとなっています。全長1.16マイルの起伏に富んだコースは、実力が問われるサーキットで最もチャレンジングなコースのひとつです。
今年ヒルクライムを駆け上がったのは、7台のアストンマーティン。まずは、流麗なフォルムが目を奪うアストンマーティンValkyrieクーペ、衝撃的世界デビューを果たしたアストンマーティンValkyrieスパイダー、そしてレギュレーションに縛られない究極のハイパーカー、アストンマーティンValkyrie AMRプロ。この3台が、誇り高いトリオとして初めて一堂に集結しました。
このアストンマーティンValkyrieのトリオに、世界初のスーパーツアラー、アストンマーティンDB12が続き、進化を遂げたフォルムとともにアイコンの次のステージをアピールしました。次に登場したのは、これまでで最もパワフルな量産アストンマーティン、DBS 770 Ultimate 。60度のバンク角を持つクワッドカム5.2リッターV12エンジンを搭載し、ヒルクライムを激走。その獰猛なパフォーマンスをファンに見せつけ、アストンマーティンのスーパーGTフラッグシップの最終モデルにふさわしい強烈な印象を残しました。
Vantage史上最速、そして最も獰猛なV12 Vantageもクライムに挑戦。0-100 km/hをわずか3.5秒で加速し、最高速度322km/hをたたき出すこの車は、比類なきパフォーマンスとダイナミクスで、アイコニックな血統のフィナーレを飾るモデルです。
そして、極めつけの7台目が、Vantage F1®エディション。フォーミュラ1®のオフィシャルセーフティカーのフォルムを持つ、これまでで最もサーキット走行に特化したVantageです。FIA F1®オフィシャルセーフティカーの開発から得たユニークなシャーシとエアロダイナミクスを、公道でもお楽しみいただけます。
トリプル・スレット
重力をものともしないアストンマーティンValkyrieトリオが、初めて3台揃って登場しました。F1®のダイナミクスと1155PSのパワーを備えたアストンマーティンValkyrieクーペ。取り外し可能なルーフパネルが勝るものなしの感覚的刺激をもたらす、アストンマーティンValkyrieスパイダー。そしてルールに縛られない究極のハイパーカー、アストンマーティンValkyrie AMR Pro。胸のすくような加速と、血統をさらに飛躍させ、アストンマーティン最速のオープントップとして堂々たる地位を確立しました。
DB12のダイナミックなデビュー
グッドウッドではまた、世界初のスーパーツアラーが披露されました。アストンマーティンDB12は、今年のカンヌ映画祭で発表された後、英国で衝撃的なデビューを果たしています。アイコニックなDBの血統を受け継ぐ最新モデルであり、単なるGT以上のこの車は、75年の伝統に恥じないよう磨き上げられました。
未来に向けて仕立てられた過去の栄光。
アストンマーティンValourもグッドウッドに登場。70年代の伝説的なアストンマーティン・レーシングカーの心揺さぶるデザインにインスパイアされ、そのDNAを未来的な彫刻のようなカーボンボディと繊細かつ力強く融合。5.2リッターV12エンジンとアストンマーティン初の専用6速マニュアルトランスミッションの大胆な組み合わせ。心を掴むこの限定モデルに憧憬のまなざしが向けられました。わずか110台の限定生産。その1台1台は、アストンマーティンが、Valourの先駆車たちを手作業で磨き上げてきた年代を象徴しています。