AMF1 2023シーズンレポート:8レースで6回の表彰台。ベストパフォーマンスはまだこれから。
接戦の8レース。6回のトップ3フィニッシュ。私たちはこれを「表彰台気質」と呼んでいます。驚異的なペースかもしれませんが、まだ始まったばかりです。2023年シーズン、これまでのAMF1チームの快進撃を辿り、アストンマーティンのマシンとドライバーたちのさらなる活躍にご注目ください。
バーレーン ― サヒールでの輝かしいスタート
フェルナンド・アロンソがアストンマーティンデビューを遂げ、記念すべき表彰台フィニッシュを飾りました。 ランス・ストロールはシーズン前に手首を負傷していたにもかかわらず、6位入賞。これまでで最高得点を記録した週末グランプリです。 過去5年間のバーレーンのコース平均では、1レースあたり60回のパス(追い抜き)が見られましたが、今年はフェルナンドが他のドライバーよりも多く5回パスしています。ランスは怪我の影響でステアリングを握るのに苦労しながらも、3台をオーバーテイク。まさに開幕直後から、いかにもアストンマーティンらしい活躍ぶりと情熱を見せてくれました。
サウジアラビア ― フェルナンド・アロンソの100回目の表彰台
フェルナンド・アロンソが2戦目で2度目の表彰台に立ち、AMF1チーム史上初の連続表彰台となりました。フェルナンド自身のキャリアでは通算100回目です。 ジェッダ・コーニッシュはF1™ で最速の市街地コースです。ランス・ストロール曰く、とても楽しいコースではあるものの、壁が近くて非常にチャレンジングだとのこと。 ランスは不運にもポイント圏内でフィニッシュすることができなかったものの、見事なスタートを決め、ターン13での印象的なバトルでフェラーリのカルロス・サインツをオーバーテイクし、1周目に4位に浮上しました。
メルボルン ― 止まらないペースアップ
2度のトップ4フィニッシュ。AMF1チーム初の快挙。関係者全員にとって画期的な偉業です。 昨年のレースでは2日間で4回とクラッシュが続発したことを考えれば、並外れた成長ぶりでした。 今年は大波乱でレッドフラッグが3回。大混乱にもかかわらず、フェルナンド・アロンソは3戦連続で表彰台に立ち、ランス・ストロールはAMF1での自身最高位となる4位を獲得しました。
マイアミ ― フェルナンド、4度目の表彰台
マイアミではフェルナンド・アロンソが今季4度目の3位表彰台を獲得。一方ランス・ストロールは6つポジションを上げ、18番グリッドから12位でフィニッシュしました。 ランスは予選でもっと上位を狙えたはず。しかし、チーム代表のミック・クラックが認めたように、チームのタイヤ戦略はアグレッシブすぎました。大きな教訓となったことでしょう。4戦連続表彰台を獲得したチームは、3位を超える目標を掲げてマイアミを後にしました。
モナコ ― 目標達成
まさに次のレースで、ミッション達成。モナコGP 2023で、フェルナンド・アロンソが2位を獲得し、今季のチーム最高成績を出しました。雨によってチームの1ストップ戦略が覆されたことを考えれば、非常に印象的な結果です。悪コンディションのため、ランス・ストロールはフォーメーションラップで2度バリアに接触し、リタイア。しかし、その前に公国を象徴するタイトなストリートで繰り広げられた華麗なオーバーテイクは健在でした。
カナダ ― 母国の観衆のために健闘
カナダ出身のランス・ストロールは、ホームサーキットであるジル・ビルヌーブで5度目の参戦を果たしました。過去4回のカナダGPのうち3回でポイントを獲得しているランスは、今回も張り切っていました。ランスは7つ順位を上げて9位でフィニッシュし、ポイント圏内に。チームメイトから、その速さ、献身ぶり、情熱を称賛されました。 フェルナンドとアストンマーティンの2位によって、マシンに問題があったとはいえ、ひとつはっきりと言えることがあります。それは優勝の可能性は十分だということです。